ゆらゆらと揺れる手の 感覚を間において 私とあなたは別のことを思った 言葉は弾み出て 目は合わさずよくて ただ別のことを思った 持ち上げられる手の 掬われる二の腕の 微かな揺れをつくって その胸の 奥に
一面広がった星の野を ひとくさり 一掻き 土と掬って机上に置いた 風の丘のミニアチュールは どこにもない白いワンピースを いつまでも旗めかせる 忠実な夢を私は どこに置こうと言うのか 日に焼けたオルゴール かつて揺れたレース 寂しげな母の面影 薄明か…
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